LeadCoin(ICO)の特徴と将来性 ー インターネット広告市場にブロックチェーン技術で挑む
3月1日に行われたICOプレセールが1時間以内で終了してしまった幻のICO「LeadCoin」についてご紹介させていただきます。私自身もプレセールでの購入を試みましたが購入希望者が殺到し、購入サイトにつながった時には既にプレセールが終了してしまっていました(涙)
そんな大人気なICOのLead Coinですが、現在は価格も落ち着いておりプレセールの1/4程度の価格で取引所で購入することが出来ます(もちろん私もこのタイミングで購入しました)
LeadCoinは「分散型リード共有ネットワーク」を構築するプロジェクトになります。タイトルだけ聞いても何のことか分かりませんよね?それでは噛み砕いて説明していきましょう。
※LEADCOINが買い手と売り手をスムーズにつないでいきます
LeadCoinとは
インターネット広告で思い浮かぶ企業としては皆さんご存知の通りGoogleとFacebookですよね。今も2桁成長を続けているこの2つの会社はデジタル広告収入だけでも2017年度は実に1000億ドルに達すると言われています。また、ある統計によると世界の全広告費の25%をこの2社だけで占めているとも言われています。この成長著しい(おいしい)市場でありながら競合他社がなかなか入り込めなかった訳ですが、今回ブロックチェーン技術を武器に果敢に挑んでいくのが「LeadCoin」になります。 ※ブロックチェーン技術により信頼性・透明性・可用性を向上
創始者とアドバイザー
この事業の創始者であるShmulik Grizim氏は既にウェブデザイン、デジタルマーケティング業界など3 社の企業を設立し成功をおさめられた経験を持っています。その中でも特筆すべきはShmulik Grizim氏が設立したベンチャー企業の「Webydo」になります。この会社は世界中で30 万人以上のユーザーを抱えるウェブプラットフォームを構築し、その技術は特許を取得しています。また「Webydo」はForbes誌からウェブエコノミーに改革をもたらす企業5 社の内の1社に選出されています。インターネット関連のIT企業を一からスタートアップさせることが得意な優秀なイノベーターが今回の事業を立ち上げました。
またプロジェクトのアドバイザーであるMoshe Hogeg氏はブロックチェーン投資家で、いくつものICOを開始・指揮し、ICO関連の顧問も務めてきた起業家です。彼はFinneyを開発し、1億5700万ドルのICOも行った Sirin Labsの創業者かつ共同CEOでもあります。Sirin Labsはあの有名サッカー選手「メッシ」をブランド大使にした事でも注目を集めました。 ※LEACOINのスタッフ陣
そもそもリードって何?
それでは「LeadCoin」のリードとは何の事でしょうか?リードとは潜在顧客の事を意味する言葉ですが、「LeadCoin」では特に「PPC広告(クリック単価広告)の潜在顧客」にターゲットを絞っています。先ほども触れましたが、この業界はGoogleとFacebookの独占市場となっていますが、ブロックチェーンの持つ下記のような様々なメリットや技術を応用し、ビジネスを展開していきます。
この業界の課題
この業界は、ほとんどすべての企業が、手頃な価格で選りすぐりのリードを得ることが出来ないという共通の課題を抱えています。 Hubspotによれば、全産業を通じてのGoogle Adwordsの平均コンバージョン率は2.7%です。つまり、広告主が新しいリードを獲得するために費やすお金の95%以上が無駄になっているということになります。
コンバージョン率 サイト訪問者が最終的に商品の購入等の成約に至った率のこと。
Webydoとは
高度なWEBサイトを制作しようとすると難解なコードを理解する必要がありましたが、「Webydo」を利用するとコードが理解できなくてもプロフェッショナルなWEBサイトを制作することが出来ます。現在、300,000人以上のユーザーと3500社にのぼる有料ウェブデザイン会社が利用しているサービスです。
WEBサイト:https://www.webydo.com/
ICOの概要
発売開始:2018年03月01日
販売期間:10日間
ハードキャップ:5千万ドル
販売価格:1ETH=15,000LDC
WEBサイト:https://www.leadcoin.network/home-japanese.html
日本語ホワイトペーパー
※事前に上記WEBサイトにアクセスし、メールアドレスを登録しておくとICO当日に開始案内メールが届きます。
今後の展開
「LeadCoin」では、300,000人以上のユーザーが利用している「Webydo」サービス上にリードコインブロックチェーンの最初のノードを構成し、リードコインのバックボーンネットワークを形成していきます。 ※イーサリアムのスマートコントラクトがトランザクションを管理します
ロードマップ
※2018年第3QにはWebydo上でのローンチを計画
成長著しいインターネット広告市場で「広告主」「利用者」「ICO投資家」の三者にメリットのあるこのソリューションは非常に魅力を感じています。日本語のホワイトペーパーも公開されていますので是非一読いただき、検討してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!